お久しぶりです。すっかり春ですがいかがお過ごしですか。私は花粉症にやられながら過ごしております。本日は水彩画等の原画販売のお知らせと、同人誌頒布のイベント参加のお知らせと近況報告です。
Artmade(オリジナル作品即売会イベント)@京都国際マンガミュージアム に参加します
オリジナル漫画・文学、アート作品、ハンドメイド雑貨系オリジナルオンリー即売会Artmade(アートメイド)に参加します。新刊はありません。既刊のみです。既刊もだいぶ在庫が減っており、手元にある在庫を持ってゆるく参加予定という感じです。通販分は終了した「ギャスケル夫人の庭」「多肉植物ZINE」も若干あります。
サークル名:STOWAWAYS スペースNo.F-08
日程:2026年4月12日(日) 10:00 〜 16:00
場所:京都国際マンガミュージアム 1階 多目的映像ホール
イベントへは無料で入れますが、マンガミュージアムへの入館料がかかります
https://kyotomm.jp/ee/artmade-260412/
水彩画作品『灯火』シリーズの展示販売@東京 シーシャカフェ II PAUSE TOKYO
東京都板橋区にあるシーシャカフェ、II PAUSE TOKYOさんで、3月より水彩画『灯火』のシリーズを3作品展示販売していただいています。作品は常設展示です。
静かな一人時間を過ごすのにぴったりの雰囲気のお店に『灯火』を飾ってもらえて良かったなあと思っております。お茶やコーヒーとおやつとシーシャ(水たばこ)という感じのお店なので、タバコが大丈夫な方はぜひ。
お店の雰囲気など、詳細はこちらの記事をご覧ください https://hdsdt.tumblr.com/post/812219991235624960/pause2026
nuunu OSAKA オープン 習作原画販売
2025年から京都高島屋内にあるお店nuunu KYOTOで習作の原画販売をしていただいておりますが、2026年4月17日に新店舗、大阪、大丸心斎橋店本館にnuunu OSAKAがオープンします。京都に引き続き大阪でも拙作を扱ってもらえることになりましたので、お近くの方・関西圏にご旅行の方など、お立ち寄りいただけましたら幸いです。
nuunu KYOTO / OSAKA は作品をレコードジャケットみたいな形にパッケージしてレコードをDIGるような感じで作品を探すタイプのちょっと変わった体験ができるショップです。
詳細はこちら https://hdsdt.tumblr.com/post/812959257911754753/nuunuosaka2026
nuunu KYOTO/OSAKA https://nuunu.art/
私はアナログで水彩作品を描いてはいますが、がっつり意図をもって原画販売用として制作している作品は今のところキャンドルを描いている『灯火』のシリーズだけです。普段制作しているイラストレーションは基本印刷用かディスプレイで見るためのもので、「原画を部屋に飾ってほしい」「他者に所有してもらう」という意図ではあまり描いていません。このへんはもう少しコンセプトを詰めた形で「原画を所有する」遊び・世界観設定みたいなものを設計出来たら面白いだろうなとは思うのですが。
基本的には自分の価値基準が印刷/複製技術に寄っているので、複製したもののほうを完成品と思っています。
nuunu KYOTO/OSAKAで販売しているのはアナログ制作の過程で絶対発生する「習作」「実験作品」の類です。このあたりの機微というか詳細はこちらの記事をごらんください。
近況
これは昔描いたキャラを今の絵で描いたらくがき。ほんとに絵がずっと変わり続けるなあ。
昨年から描いている読み切り漫画は少なくとも年内には発表できると思います。可能であればもう一本何がしかのものを描きたいのだけどうまくいくかなあというかんじ。
今後の予定としては、シェイクスピアデーが今月後半にあるのでその頃にイラストと、初夏頃に展示系の活動報告ができるはずです。
奈良に行きました
三月に、墨や顔彩製品などを製造している株式会社呉竹の工場見学をしに奈良まで行きました。呉竹さんはサイトで冬季に墨を製造する現場の工場見学の募集をしてらして、そこに申し込んだのです。
漫画をアナログでも描くので各種スミ・黒インク系や筆ペンを使ってきたり、水彩の延長で顔彩を買うようになって何度となく見てきたメーカー名ですが「そういえばちゃんと墨のこと知らんな」と思ったので。
最初簡単な座学的な解説があり、そのあと工場見学でした。
文献学的な話がちょっとあり、「墨の製造に関して文献的にさかのぼれるのはこの時代のこの文書で、誰々の指示でこういう墨が作られていたらしい……一度なくなっているが、時々復活してて……」等々興味深い話でした。
いろんな分野でも共通するだろうけど、絵画とかじゃなくて、市井の出来事を図入りで記録したものの量が増えるのだいたい江戸時代に入ってからなんだよな、というのを墨の世界を通しても感じました。古い時代の細かいことを知るのは難しいんだなというか。
今回初めてまともに墨のことを学んだのですが、墨って冬季に製造される時期ものなんですね。煤を集め膠と練って乾燥させる、というのがおおまかな工程ですが、夏場だと膠のコンディションがよくないのだとか。冬場の「凍結しない程度の低い気温」が維持される奈良盆地の気候が墨の製造と合っているのだそう。寒すぎてもだめなのね。
見学したのは書道や水墨画で使われる、硯ですって使う固形墨の製造現場で、型の彫りをやってる職人さんの様子、足踏みで練る様、乾燥の工程などを見学しました。
これは干されている墨
墨の型も触らせてもらい、中国墨の型との違いなども解説していただき、墨への解像度が上がった見学でした。
工場見学の後、顔彩耽美グラファイトカラーズを使ったワークショップがあり、グラデーションのカードを作りました。グラファイトカラーズ使ったことなかったので面白かった。濃く塗った場合、こするとメタリックになる絵具。
楽しい見学会でした。
のちに工場見学のことを雑談で話題にしたら、関西圏だと墨の工場見学は「学校で行ったことある」「TVで見たことある」という感じの方も多いらしく、「あーあれでしょ、足で踏んで墨練るやつ」と言われて地域の文化なんだな~と思いました。(私は東日本生まれ育ちなので西日本の生活・地域文化的なものがいまいちわかっていない)
奈良には呉竹さんを含め墨のメーカーが集中しており、国内の墨の需要の95%を奈良製墨組合の10社が供給してるって「奈良製墨組合」のサイトに書いてあったので、「そんなに地域限定的な産業だったんだ!?」となりました。知らんかった。なんかめっちゃ昔は各地で各々色々作られてたっぽいけど時代が下るにつれ奈良に集中したらしい。他に固形墨のメーカーがあるのは三重・和歌山とからしい。墨汁とか黒インクはまた別の話として、固形墨って地場産業なのか。勉強になりました。書道とかやってたらこのへんのことは当然の知識なのかもなと思いつつ。
墨の歴史と製造のあれこれに触れたのだから、機会を作って墨を使った絵も描いてみたいところです。墨もこだわりだしたら沼なんだろうな~
せっかくなので奈良公園近辺も観光して帰ってきました。奈良公園へは何度か行っているのですが、人間に対して警戒心ほぼなしで鹿がいっぱいいる様に毎回びびってしまう。動物全般に対してビビりなので遠巻きにみつめてしまうが、でかめの動物がこんな至近距離でめっちゃいっぱいいるの脳がややバグる。怖いけどかわいい。今度は鹿をスケッチするためだけに行きたい。
今回はこんなところで。







